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凛「はぁ~疲れたなぁ」 ロングの黒髪にすっきりとした顔立ちと日系の風貌、大和撫子にふさわしい美女・・・凛は日々のトレーニングを終え、ベンチに腰掛けていた 彼女は、アメリカの特殊部隊に所属する若きエリート兵士だった 普段はサンフランシスコにある基地で暮らしているのだが、久々の長期休暇なので実家のある茨城に帰ってきている 恭一郎「この程度でヘバってるのか?、アメリカ特殊部隊も大したことないな」 がっちりとした体格だが爽やかな顔立ちをした男は、笑いながら凛のよこに腰掛ける 凛「もう!!恭一郎の意地悪・・・」 恭一郎・・・と呼ばれた男は凛の幼なじみであり、恋人でもあった 彼は日本で自衛官を勤めており、凛が最も信頼する人物である 恭一郎「だってさ、自分の彼女に三年間もほったらかしにされたんだぜ? 少しくらい意地が悪くても許される気がするけどなぁ?」 少し嫌みっぽく言う恭一郎 凛「うぅ・・・それは・・・」 ばつが悪そうに顔を伏せる 恭一郎「なっ!!冗談だってば、本気にすんなよ」 あまりにも落ち込んだため慌ててフォローする 凛「うっ、うぅぅぅ・・・」 恭一郎「なっ、なぜ泣き出す!!」 フォローのつもりが何かよからぬ事を言ったのか、泣きべそをかき出す凛を見て慌てふためく 凛「うっ、うぅぅ・・・嘘だよ~!!」 伏せていた顔を上げると慌てふためく恭一郎を見ながら笑顔で手を振る 恭一郎「なっ!!・・・お・ま・えぇぇぇ」 騙された恥ずかしさと嘘であったことの安堵感からか真っ赤な顔をしながら凛の事を追いかける恭一郎 その様子はどこにでもいるありふれたカップルそのものだった
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