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リビングには足を踏み入れず、亮子は自分の部屋へむかった。 鞄を椅子に置いて、そのままベッドに倒れこむ。 明日、 どうしようか。 寝返りをうつときも、夜桜が頭から離れなかった。 父に話しても了解が得られるはずがない。 考えるまでもなかった。 第一、顔を合わせるのも億劫だ。 何を云われるかわかったものではない。
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