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翌日になって──。 亮子は寄り道をせず学校から家へと戻った。 昨日とおなじように、父は昼間から酒を呷り、酔いつぶれていた。 やった、 潰れてる。 思わずその場で飛び跳ねそうになった。 亮子はさっそく出かける準備にとりかかる。 夕食の準備をし、洗濯機のボタンを押した。 テーブルのうえにあった瓶とグラスを片付け、風呂掃除をすませた。 部屋の掃除もしたかったが、父が起きると面倒だと思い止めることにした。
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