◆prologue◆

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     夕方に起きて、テレビ見て、携帯やパソコンをいじってずっと寝転んでいる毎日、彼女は資金面は親からの援助があるので出前で済ませていて、特に最近はピザを食べることが多い。  ろくに外出もせず、出前に頼り切った栄養が偏った生活をしているために風邪をひいたりもするが、誰も心配かけてくれる人もいない、家族も友人もいない。 ――独りぼっち、最初の方は孤独に耐え切れずにずっと泣いてた時期もあったが、今はネットの仲間達に話し相手になってくれて楽しいし、動画サイトで面白い動画を見るのも好きであったりする。  大切なのはリアルよりもバーチャルで本質的なものを話し合える仲間であると信じている。傷つく事も満たされることもない日々であったが、ネットが彼女にとっては生きる理由となっていた。  だが、それも彼に出会うまで…
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