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「…そんで、俺に何の用ですか?」
「この政府組織に入って欲しい。理由は極秘だから入ってからしか言えない」
紅蓮が真剣な目付きで答える。
「…まぁ、なんだか知らないけど、面白そうだし、いいですよ」
優斗はふぅ、と息を吐きながら答える。
「ありがとう。そう言ってくれると助かるよ」
紅蓮は安堵の息を漏らす。
「それで、俺は何をするんだ?」
「これを見て欲しい」
紅蓮はリモコンを押す。
すると、スクリーンが部屋の壁に降りてくる。
「…なんだよ…これ…」
優斗は、思わず冷や汗を流しながら呟く。
そこには、二メートルはある紫色のオーラを纏った熊の前に、人の横にいる鷲が武器に変身して熊と戦っといる様子だった。
「あのような汚染された動物を「魔獣」と我々は呼んでいる。そして、武器に変身出来る動物を「武器獣(ウェポンアニマル)」と呼んでいる」
紅蓮は慣れているように喋り続ける。
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