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「てゆうかお前って1番強いのか?」
「そうだよ。武器獣の中では最強だよ」
シルはなおも威張り続ける。
「信じられねぇな。こんな猫が最強って」
優斗は疑いの視線を向ける。
「実際そうなんだよ。シルフィードは学力も運動能力も他の武器獣よりもずば抜けて高い。だからこいつのレベルに合った優斗、お前が選ばれた」
紅蓮は資料を見ながら言う。
「…という事はこいつと俺が戦うんですか?」
「そうだよ。よろしく優斗」
シルはにゅっ、と手…もとい前足を差し出す。
「…まぁ不本意だがよろしく」
優斗はシルと握手する。
「お前の名前はシルフィードだっけか。よし、長ぇからお前の名前はシルだ」
「勝手に決め付けないでよ。…まぁいいか」
シルは少し反抗するが、やがて諦めたようにそう言う。
「あぁ、ちなみにこれからお前達はずっと一緒に行動するんだぞ。学校になんか言われたらこれを渡せ」
紅蓮は黒いカードを渡す、
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