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「これって…Sランク極秘情報の表示カードじゃねぇか!そこまで必要なのか?」
優斗はカードを見て驚く。
秘密情報にはランクがあり、Bランクが一般的に使われる秘密で赤。Aランクが上級の株式会社の最高機密、政府組織の一般秘密等のランクで白。そして、Sランクが政府組織が扱う最高機密が黒である。
「あぁ。まぁ、それを教師に見せれば一発だな。まぁむやみに人に見せるなよ」
紅蓮は笑いながら言う。
「てゆうかこいつを学校に連れていくのか!?」
一瞬考え込むと、急にツッコミを入れる。
「あぁ、まぁ頑張れ」
紅蓮はビシッ!と親指を立てる。
「はぁ…疲れそうだな。んじゃ、とりあえず俺は帰ります」
優斗は低いテンションで部屋を出ていく。
しばらく歩くと、普通の一軒家に着く。
「へぇ、此処が優斗の家か」
シルは感心しながら言う。
「何感心に浸ってんだよ。早くしろ」
そう言って優斗とシルは家の中へと入っていく。
「優斗の家族は?」
シルは回りを見回しながら言う。
「両親はロンドンにいる。あとは…」
優斗がそう言いかけた所で、リビングに誰かが入ってくる。
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