1.同窓会

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4. 同窓会の日になった。 真理は一人で会場である焼き肉バイキングの店に向かった。 街を歩きながら真理は考える。 (何人くらい来るんだろ?誰が来るんだろ?) 中学の時のクラスメートを思い出していく。 思い出の中に、“あいつ”を見つけた。 高校に入ってから、全然見かけなかったわけじゃない。 けど、さして気にもしなかったし、関わりもしなかった。 “あいつ”が真理に気づくことも、関わってくることもなかった。 店に入ると、幹事の二人が真理を迎えてくれた。 真理は空いてる席に適当に座る。 次第に人が集まり、同窓会が始ろうとしていた。 各自コップを持ち幹事の二人を見るのにならい、真理も同じようにする。 真理は周りを見渡した。 これで全員。“あいつ”はいない。 「かんぱーい!!」 幹事の二人が合わせて言い、同窓会が始まった。
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