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対戦相手の懐まで、やってきて呑気に挨拶だけとは思えず、エリカは次の瞬間、表情を曇らせる。そんなエリカをリラックスさせようと豪一は彼女の右側おっぱいをむんずと掴んだ。
一瞬、呆気にとられるエリカを確かめる様に豪一は更に揉みしだく。悲鳴を上げ、平手打ちを豪一に見舞うエリカであったが、今回は見事にかわされ逆に関節を固められてしまう。
「おっと、二度目は喰らわないぜ!」
「ちょっと、やり過ぎでしょ、エリカが可哀想よ」
ナターシャは、やはり機体の腕を器用に渡るとエリカの側に行き、豪一の腕を振りほどくと、彼女の身体を支えて立ち上がった。
「すみません、ドブスレンコ大尉」
エリカはナターシャに礼を述べながら、豪一にキツイ眼差しを向けた。豪一は、その視線を受けて、少し困った表情を浮かべる。
「本当に記憶に無いんだな……あんなに悶えてたのになぁ……」
豪一が、こぼした、その一言にエリカとナターシャは顔を赤らめる。彼の目の前にいる女性達の胎内には、豪一の子供を宿しているのだ。しかし、彼はエリカのお腹に自らの子供が居る事を知らない。
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