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「何で、少尉殿の機体は本能的な性能が突出するんだ!?」
豪一の叫びに、オペレーションルームのナターシャが淡々と答える。
「それは多分、彼女の屈折した思いよ……」
「なんでぇ、屈折した思いってのは?」
「復讐という名の焔に焼かれた心は変質してしまったのよ」
「回りくどい言い方しねぇで、分かりやすく言え!!。
「だから!!ヒトの心の奥底に潜む欲望が具現化したモノがアノ姿なの!!」
「ありゃ、心の形って訳か?」
コックピットで不可解な表情を浮かべる豪一にナターシャは、叩きつける様に厳しい言葉を放つ。
「轟二曹、あなたが原因なのよ!!、分かってる?」
「あーっ!?、俺がだって!?」」
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