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「なぜ、コレがここに存在するか知りたいのね……」
「ああ、どっからやって来やがったんだ!?」
「平行宇宙と言う考え方は、ご存じかしら?」
「おお、同じような世界が平行して存在するってヤツだな確か?」
「至極簡単に説明すると、そういう事なのよ……」
「少尉殿、その説明は手を抜き過ぎだろ……」
豪一は顔をしかめて、批判的な目付きでエリカを睨み付けた。その視線にエリカは、高笑いをして、一息付くと静かに見据えて口を開いた。
「ハハッ、そうよね……、納得する訳がないわよね」
「わかってるなら、最初から丁寧にやりやがれ!!」
化け物になっても、豪一をからかうクセは抜けないようだ……。
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