彼岸の彼方

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「運命じゃと!!、ワシらにはワシらの生活があったんじゃ!!」 豪三の怒りはもっともだった。いきなり現れた"ギガント"によって奪われてしまった未来、只の石ころの様な扱いを受けて黙ってはいられなかった。 「あなたの生活がどうなろと私には関係ないわ……」 アルケミアから見れば、豪三の生活がどうなろと関係はなかった。運命は苛酷なまでに個人的な様相を剥ぎ取り晒していく。
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