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「本当、信じられないわ!! 緩衝材を食べるなんて!!」
ここは、五階にあるブリーフィングルーム。エリカは豪一に向け、ありとあらゆる言葉で罵声を浴びせかけている。
エリカが更衣室から出た先で繰り広げられられていた光景は彼女を絶句させるに十分なものだった。
「だからな、あんまりにも旨かったから、手がとまらなかったんだ……」
豪一は、言い訳したがバツが悪いのか、下を向きエリカの言葉の嵐が通りすぎるのを待っていた。
「まあまあ、エリカ、その辺で許してあげたら?。彼も反省してるみたいだし」
ナターシャは2人の後ろに立って、経緯を見守っていた様でエリカが一通り言葉を吐き終える段階を見極めて豪一に助け船を出したのだ。
「しかし、良く食べる気になったわね?、確かにアレは、液体化コンニャクが元だから、人畜無害ではあるけど……」
ナターシャが不思議そうに豪一の方を向き顔を覗き込み首をかしげた。
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