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あれから、数日が経とうとしていた。豪一は、エリカのシュミレーターの中にいる。休憩時間帯は、ほとんどこの中で過ごす。
すこぶる居心地が良いのだ。人肌の温度と静かな空間は仮眠をとるのに最適だった。今日も豪一は中で惰眠を貪っていた。
薄暗いシュミレーター内が、急に明るくなり影が射す。そこに立っているのは、例のエロいコンバットスーツに身を包んだエリカだった。腕組みをして仁王立ちの姿で、豪一を見下ろす目付きは軽蔑の眼差しだ。
「またー、私のシュミレーターで寝てる!!」
「お、おぅ、気持ちいいんだよ、ここは……」
「いい加減にしなさいよ!!、本当、怒るわよ!!」
「もう、怒ってるじゃねえか……」
豪一は仰向けで下からエリカのナイスバディーを見上げる。相変わらずいい体つきをしている。足元から脚、腰に至るラインは思わず見とれしまう程、美しい曲線を描いている。なだらかなお腹の先には二つの隆起した膨らみが、その存在を主張していた。
「そのいやらしい目付きはやめてくれない?」
エリカは頬を赤く染めて、豪一の顔をその美脚で踏みつけていた。
「痛いてえよ、おめえーは、最低だ」
豪一はエリカの足を退けるとシュミレーターから這い出してくる。
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