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股間直撃の一撃で豪一が悶絶しているのも気にもせずエリカはシュミレーターに入る。
「あがー、ゴミだらけぢゃない!」
エリカがシュミレーターから飛び出してくると、股間を押さえてうずくまっている豪一の尻を右足で豪快に蹴り上げた。
「本当に最低ーっ!!、他人のシュミレーターをゴミ箱代わりにする普通!?」
ようやく、股間とお尻直撃の痛みから解放された豪一が立ち上がり、エリカと向かい合う。
「まったくひでえな、他人の身体を前から後ろから、どつき回しやがって!!」
「ギガントでなかった事に感謝しなさいよ!!。そうでなかったら、あんたの頭、成形炸薬弾でぶっ飛ばしてるところよ!!」
エリカは恐ろしく邪悪な眼差しと表情で感情の赴くままにその愛らしい唇から攻撃的な言葉を吐き散らす。
「おっそろしい事をさらりと口にしやがって……」
豪一が毒付くが、エリカはやはり気に止めず、シュミレーター内部のゴミを出すと、さっさとハッチを閉めてシュミレートの準備を開始していた。
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