=渋谷攻防戦=

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「轟二曹、背中に目は付いてないでしょ!」 豪一は、納得した、要するに背中を守れと言うことかと理解したのだが。 「あっ、勘違いしないでね、後ろから撃たれたくないだけだから!」 「なっ、そんなに信用ねぇのか、俺は……」 豪一が膝を付いて、ガックリと、うなだれるのを見てエリカは慰めるどころか、早く先に行く様に背後から蹴りをいれたのだった。 「少尉殿!!、あんたの方がよっぽど鬼だよ!!」 「文句は、いいから、急ぐの!、死にたくないでしょ!!」 豪一の気分的には、死にたい程、鬼畜なエリカの仕打ちに暗堪たる気持ちだった。
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