言葉

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リュウスケを初めて好きになった頃のように、わくわくしてドキドキするような気持ちになりたい。 私はリュウスケの家の前まできて、その呼び鈴を押せずにリュウスケの部屋を見上げた。 言葉を…言わなきゃ。 私はリュウスケに好きと言ったことがない。 言わなきゃ…。 友達なんかにはなれないって…、言わなきゃ…。 終わりの言葉が欲しいのなら、言わなきゃ…。 はじまりはなくても、私の気持ちに終止符をもらわなきゃ。 私はリュウスケの家のチャイムを鳴らした。 2階の窓からリュウスケの姿が見えた。 駆け降りる足音が家の中から聞こえる。 そして…。 リュウスケはその扉を開けた。
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