恋愛中毒

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私とリュウスケ、最近、再会した。 リュウスケは一人暮らしをしていて、高校を出てからも、しばらくミオとつきあっていて。 私と再会する1年前、19の時に別れたらしい。 中学から二人はつきあっていたから、4年ほどつきあっていたことになる。 私は書店の店員なんていうバイトを終えると、エプロンをはずし、スニーカーからヒールにはきかえて、リュウスケの部屋に向かう。 リュウスケの部屋で食事を作って与えて、私はなんでまたこんな人と一緒にいるのかと思う。 再会は、駅で私を見かけたリュウスケが声をかけてきた。 「あ、うま。これ、うま。優花、料理うまいよな」 リュウスケはがつがつと私の作ったごはんを食べる。 「……ごはん作ってって、再会一番にリュウスケが言うから作りにきてやってんのよ?感謝くらいしてよ」 「感謝」 一言かよ…。 私は呆れて溜息を漏らす。 「……高校の頃さ…、ミオいなかったら、優花とつきあってたよ、オレ」 「また口説いてんの?」 「じゃなくてっ。……好きだった」 「過去形か。んじゃ帰るね」 立ち上がる私の足をリュウスケが掴む。 リュウスケは頬を膨らませて私を見ていた。 私はそんなリュウスケを見て小さく笑った。
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