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「ブァハハッ!!お前、そろそろ消えろや!」
クラスの男子生徒にこの言葉を真っ正面から受けた俺は、教室を飛び出して校舎内をやみくもに走り出した。
どこへ行こうだなんて考えていない。
…いや、考えていられない。
ただ、ただあの教室から…毎日のとめどない苦しみから一歩でも遠ざかりたかったんだ。
「ハァ…ハァッ……」
校舎の中をどれくらい走ったのだろうか。
息も上がり苦しくなってきたので、思わずその場で膝に手をついて立ち止まってしまった。
ふと顔を上げると…そこには綺麗にドアが飾られており、消毒などの特有の匂いがほのかに漂う部屋がある。
そう………保健室だ。
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