プロローグ

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ガララッ……バタッ… 俺は保健室のドアを開けた途端床に倒れ込んだ。 心も限界。呼吸も限界。 . …っ!? 目を覚ますとベッドに寝かされていた。どうやら気を失ったらしい。 「目、覚めたみたいね!!」 保健の先生が忙しそうに事務処理をしながら声をかけてくれた。 「あ、俺…ぁの…」 「大変だったのよ~、誰か来たと思ったら突然倒れるんですもの。あまりの私の美貌に驚いて死んだかと思ったわぁー。」 確かに先生は美しい。モデルのようなスタイルに、艶っぽい大人の魅力を兼ね備えており、外見に関しては非の打ち所が無い。 外見に関しては…ね。
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