世界観

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世界観

―20XX年― 科学が発達し、人々は快適な暮らしをおくっていた。 しかしその一方で絶えない紛争などの問題もあり、中でも深刻だったのは増えすぎた人工であった。 今や全世界の人口は百億人を超え、発展途上国では毎日相当数の餓死者が出ていた。 国連ではその問題について議論が交わされ、解決策を模索していた。 そしてある国が提案した。 「増えた人間が不自由なく暮らせ、尚且つ紛争を減らせる方法がある」…と。 提案した国はドイツであった。 今やこの国は内戦の影響で一昔前の姿、すなわちある一派が支配する独裁国になりつつあった。
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