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――電話を受けてから20分後。
「シートベルトしめて。」
「あ、うん。」
私は…飛鳥の車の助手席に乗っていた。
私がシートベルトを付けたのを確認すると車は緩やかに発進する。
「さっきさ、優理の家にいったんだ。」
「えっ?」
「でも、電気ついてないし…寝るには早すぎるし……で、心配になって電話してみた。」
迷惑だった?
そう、心配そうに声を曇らせた飛鳥に、「ううん。」と首を振る。
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