不眠症の人へ

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走って駅に行こうとすると、グーとお腹がなる。 でも仕方がない。 頑張らないと。 と、思ったその瞬間… 「こら!私を過労させるどころか餓死させるつもり!?」 と、またあの声… 「夢じゃなかったの!?」 「夢じゃないわよ!」 昨晩と変わらず強気な態度。 「良い?あんたが思っている以上に私は働かされてるのよ? あんたが寝なければ私はそれ以上に休めない。 あんたが寝ても私は最低限は働かないといけない。」 「・・・・」 反論できない。 私は黙って聞く事にした。 もちろん、足を動かしながら。 「つまり、あんたがここで食事を抜けば、私は奴隷並の労働を強いられる事になるってわけ。 もちろん私にも働く権利ってのがあるからね。 食事を貰えないまま働きたくなんてないわよ」 .
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