一章

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ガチャッ とドアを開けると 巴が笑顔で待っていた。 「一緒に行きませんか? 道順もまだうろ覚えなので」 「おぅ、行くぞ」 慣れた道のりを巴と歩いていると……周囲から 視線を感じる。 視線は男からなので、巴を見ているのがわかった。 横目で隣を歩く 彼女を見る。 …綺麗な彼女の隣を歩いていることを実感し、なんだか 不釣り合いな感じがする。
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