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彼女はすぐに パンやお菓子を持ってきた。
それらを一心不乱に食べ、ようやく満腹になった所で 彼女に向き直った。
「ごちそうさん。 助かったよ、 アンタは命の恩人だ」
「いえ、当然のことですよ。
それより…遅くなりましたが、隣に引っ越して来た 如月 巴(キサラギ トモエ)です。
よろしくお願いします」
「俺は芳野 佑也。
困ったことがあれば言ってくれ、できることなら何でもするぞ」
「本当ですか!?
私…よく料理の練習をするので、試食してくれる人が欲しかったんですよ。
お願いできます?」
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