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―陽盤・2049ー4ー29―
深夜2時。
その日はグラディオーツ帝国の進行も無く、レジスタンスであるシルトは眠っていた。
数ヶ月に家族をGBロボに殺されてしまってから、シルトはレジスタンスに所属している。
全員寝ているが、シルトはふと目覚めた。
何故目覚めたかは自分でも分からない。
何か嫌な予感がしたのだ。
意を決して見張りの所に行ってみる。
すると、そこにいるはずの人間は頭部をザックリ斬られ倒れていた。
シルト「ひっ…!!」
思わず後退るシルト。
同時に外からの眩しい光に照らされた。
手で影をつくり、見渡してみる。
GB「ココハ立入禁止区域デス!!速ヤカニ投降シテクダサイ。従ワナイ場合ハ、有害ナふぁくたートミナシ駆除シマス!!」
レジスタンスのアジトは極秘。
つまり、敵に知られる筈はない。
それが見つかったと言うことは……。
「シルト!!何してる!!」
棒立ちしていたが、呼ばれて我に帰った。
「シルト!!お前は逃げろ!!奴等は俺達を殲滅する気だ!!」
シルト「でも…ギドさん…!!」
「行け!!」
シルトは……
逃げた…。
夜のメトロポリスへ…
全力で…。
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