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GBロボには、対銃弾用の装甲が存在する。
しかし、少年の手にあるのは単なるハンドガンだった。
「な、なんで?ど、どうやって…?」
GBを単なる銃で破壊した少年に、シルトは問い掛ける。
「改造してあるのさ、装甲をぶち抜く位強力にね」
笑って答える少年には驚いた。
呆然と見ているしかない。
「…君、名前は?」
ボーッとしていた。
声をかけられてやっと我に戻る。
「∑あっ、僕はシルトです。」
「シルト君。早く帰った方がいい。ここは危険だからね。」
心配してくれているのだろうか…
しかし
「すいません。僕のいた所はもう…。GBにやられました…。」
「………そうか。君、レジスタンスの生き残りだね?」
質問にシルトは頷いた。
「残念だけど、僕にはどうする事もできない。僕にできるのは、君を安全な所まで護衛する位だけど、どうする?」
シルトは考えた。
「………お願いします。」
「分かった。じゃ、早速行くよ。」
歩き出すレンにシルトは着いていった。
「この辺にいる知り合いの神父に頼もう。」
――――それが物語の始まりだった。
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