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オートロックは数式の解かれた数字で数秒間開く仕掛けになっていてドアが閉ざされると中からは開かないようになっていた。
稲垣らは事務室に行く。
「すいません。今すぐこの問題を解かなければなりません。ご協力をお願いします。」
稲垣は脅迫状とそこにしるされた数式を解読する。
その脅迫状には病院とともに自家発電の電気ケーブルを切り、自爆するという自爆テロ予告だった。
「自爆テロか…これで病院の入院患者が全員人質に捕られたことになる。」
「この解と座標を照合すると…」
携帯で外と連絡を取る
「時間がない。暗号に示された場所に爆弾があるのか俺が確かめにいく。」
刑事はサットが来るまで待つよう指示していた。
「私も一緒に…」
「いや、君はここにいろ!」
いつになく真剣な激しい口調の稲垣。
稲垣はエレベーターで上の階に行き、その暗号の示す病室番号へ向かう。
その病室に行くとそこには女の子が入院していた。
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