希望ヶ丘

5/34
前へ
/293ページ
次へ
もうひと眠り。目が覚める頃には人も減っていることだろう…   「どこ行きますの?」   隣に座った男が話しかけてきた。   「……」   僕は微妙に顔をしかめながら、ゆっくりと目を開け、彼の方を見た。   歳は40くらいだろうか。ヨレヨレの白シャツにジャケット。中背。痩せ型。  
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!

127人が本棚に入れています
本棚に追加