第2話 相手捜し🎵

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第2話 相手捜し🎵

次の日俺は相棒『ギター』を探しに近くの楽器屋さんに行った。 中に入ると沢山のギターがズラリと並んであり値段を見ると、どれも学生の俺には手の届かない値段の物ばかり… そうしていると店員が近付いてきた。 俺は店員に聞いた『すいません!ギターを買いたいんですけど!』店員は『どれにしますか?』と言った。『俺、初心者なんですけどどれが良いかわからなくて』と言った。店員は『うちの店には、初心者むけのギターは置いてないんだよなぁ~』と言った。すると店員は『ちょっと待てよ?確か大分前にお客さんが処分してくれって置いて行ったレスポールがあったな!』と言いながら奥へ入って行った。 暫くして店員がギターを持って出てきた。それは見るからに年期の入った黒いギターだった。 店員は『これ、まだ音なるし初心者の君にいんじゃないかな?』と言った。 俺は『それ、いくらで売ってくれますか⁉』と尋ねた。店員は『まぁ、売り物でも無いし、ボロいから6000円で良いよ。』と言った。俺は財布の中を見た。財布には5000円しか無かったので『今、5000円しかないのでまた来ます!』と言ったら『弦も錆びてるし、じゃあ特別にサービスで5000円で良いよ!プラス弦とピックも付けてやるから!』と言ってくれた。 俺は『ありがとうございます!』言って弦を張り交えてもらった。 次第に店員とも仲良くなりアドバイスももらいました。その時俺は思った『バンドって何か良いかも』って思った。 作業が終わり、『後は帰って練習をするだけだ』と思いながら人生の相棒となる『ギター』をしょって店員に別れを告げて家路を急いだ。まだこの時も知らない練習がどれほど辛いものなのかも…
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