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白い地図
自分の場所をただ探しても
どこにも見つからなくてまた立ち止まる
もどかしいような思いに駆られて
今こそ気付けよ それが真実と
なぁ同じ形質なんて
どこにもないんだろう
探すにももう疲れちまった
白い地図は白いままだ
どこかにゴールが用意されてる
誰かに選ばれたそんな場所なら
そんな物じゃもう足りない
それぞれに違う個性だろう
新たな場所が必要なんだ
探すんじゃなく築いていこう
誰かのことを真似てみても
いつか自分に気付いてもう収まらない
憧れから育む自分も全部
自分が築いた確かな自分と
あぁ君の傍にいたい
同じになれなくて
違った鼓動を聞いたんだ
知らない世界がそこにあった
白い地図をそれぞれ持つんだ
何も見えない無用の地図を
そこに夢が見えた気がした
それぞれに違う世界だろう
歩いて行こう 君の場所まで
知らない君に気付いていくよ
この地図が白くてよかった
自分の前に道があるなら
決められた道だろうから
そんな道なら歩きたくない
それなら迷子の方がいい
僕は後ろに道をつくろう
迷ったときに引き返せるように
この背中に羽がないのは
自由を奪われた訳じゃなくて
一歩を確かに踏み締め歩くためだ
生きてる自分を確かめるためだ
自分の前に道はないんだ
ただ続いてく地面が見える
全方向どこへ道を作ろう
いつでも後ろに道が見えるから
自分の場所はもう忘れない
さぁどこへ行こうか
僕らならどこへでも歩いていける
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