プロローグ

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しかし生活のためには我慢するしかない…母親と二人暮らしのオレは家賃代も稼がなきゃいけないし、光熱費に水道代、毎日の食費代に車のローン。 当然今の会社の給料では追いつかず副業で深夜のバイトを最近始めた。寝る時間なんてほとんどない。 オレは金を払うために働いてるんだよ…貯金なんてできやしねー… 変わりなく過ぎて行く毎日、お先は真っ暗… 幼い頃に夢見た未来がこれか!? 自分との葛藤が続く毎日だが、この状況を打破する方法がわからない…オレの人生はこのまま終わっちまうのかな。 日々そんなことを考えていたのだが 友達が手を差し延べてくれ、変化のない日常からオレは抜け出すことができた。 しかしそこには光がなく 先の見えない真っ暗な夜の世界だった。
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