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外は、雨
「お母さんお母さん、大丈夫?」
鈴鹿がそう言うと
「うん大丈夫だよ。ちょっと鈴鹿天井から雨漏り、鈴鹿台所からお鍋を持って来て。」
カランコロン、カランコロン雨が、鍋の中で鳴いている。
「お母さん修理しないと行けないね。父さんがいたら、修理してくれたのに。」
と私が言うと母は、
「この家はね、お父さんが建てたんだよ。丸太やブリキなどを使って作ったんだよ。」
「お母さん、だからこの家トタン屋根なんやね。」
「この家も古くなったし、鈴鹿の為にもお母さん頑張って働くわ。お母さん居ない間寂しく無いでしょ?」
「うん、賢ちゃん、真ちゃん、裕ちゃんが居るから大丈夫だよ。」
「鈴鹿は、本当に良い子だね。明日から仕事だから、今日は、鈴鹿とお祝いだ。コロッケと卵焼きでお祝いしよう。」
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