★†クローバーのブローチ†

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「まさかとは思うが、女の子の誕生日ごときで依頼を放り出したりしないよな?」 「───っ」 シベリンのヤロー、イスピンのことを可愛がってたじゃねぇか。 イスピンの誕生日に俺がいなかったら──これは自惚れでもなんでもなく、イスピンが落ち込むくらい分かってるだろうが。 「まぁ、そんなに嫌そうな顔をするな。お前がいない間、ちゃんと俺がイスピンを元気付けでおいてやるからさ!な?」 「────……何でお前が……」 マキシミンはしぶしぶながらも、素直に了解の返事をするのにも腹が立つので、わざとらしく大袈裟に溜め息を1つ吐いてから、立ち去り際に答えた。 「依頼はやってやる。ただし──」 「ただし?」 「オレがいない間の、お前の元気付けは必要ねぇよ」 「──おやまあ?」 .
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