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この家ではマキシミンは一人暮らし。
昨日は、長期にわたる依頼から深夜に帰ってきて疲れが溜まっていたせいか、身なりを整える暇もないまま居間で泥のように眠っていたはずだった。
……少なくとも
こんな旨そうな匂いを漂わせることはマキシミンにはできない。
耳を澄ませれば聞こえてくる歌声。
明るい声がその人物が誰かを教えてくれた。
確かめるまでもない……
その人の姿を見たくてマキシミンは身体を起こし台所へと向かった。
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