♥ほしぞらの約束 (SB)マリオ:ピーチ

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ピーチ「すごい腕前…」 ルイージ「いやー、それほどでも!//…あれ、にいさーん。マッチがないよー?」 マリオ「…嘘だろ!?まさか…家に忘れてきた…か」 あちゃーと落胆する2人。どうやらカンテラに火をともすためのマッチを忘れたらしい。 あたりがライトアップされているため、それほど必要ではないが、"視力が低い姫"のために用意してくれていたらしい。 ルイージ「…じゃ、僕が家まで取りに帰ってくる!兄さんは先に花見楽しんでてよ」 マリオが何かをいう前にルイージは走ってしまっていた。邪魔したいのか、本当に協力しているのか…。 マリオ「あー…。鞄の奥底に入ってて見つかったって言おうとしたのに…」 彼の手にはマッチ箱。 ピーチ「まぁまぁ。先に楽しみましょう?せっかくの2人っきりなのに」クスッ マリオは、カンテラに光を灯した後、ピーチの隣に腰をおろした。なんだか緊張しているみたい。 . ピーチ「…きれい。今まで見てきた、どの桜の写真より美しいわ」 マリオ「…………」 "そんな桜なんかより姫の方がきれいだy(ry"というくさい台詞が浮かんだ。が、やはりキャラじゃないし、そんな事をいう自分を想像すると吐き気が。…だめだなー、僕って。 ピーチ「…何故?」ニコッ 心の声が口に出ていたらしく、ピーチは微笑みながらマリオのほうをみる。隣に座っているので結構近い。 マリオ「(…無意識乙だな僕!)…いや、せっかく姫を連れてきたのはいいんだけど、僕ってこうゆうシチュエーションに慣れてないからさ…何話したらいいかわからなくて」 ピーチ「それは、私だって同じよ?…わからないの」 マリオ「…姫?…泣いてる!?」 慌ててピーチの流していた涙を手袋ごしにすくいとる。 とても きれいな涙だと。 ピーチ「…あぁ、ごめんなさい。ちょっと…いきなり辛くなっちゃって」 マリオ「この雰囲気に!?うわぁー、ごめん姫!だから泣かないでー!」 ピーチ「違うの、違うマリオのせいじゃないの…。私ね…私ね… もうすぐ光が視えなくなるって診断されてて…辛いの」 マリオ「…完全に?」 こくん、とピーチは頷く。彼女のドレスにぽたりとなみだがおちた。 .
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