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『あの‥、はなして‥。』
流石に何時までも抱き締められているのは、辛い。
「Aー?むぅ、わかったー。」
渋々といった感じで私を離す。
って、あ。
落ち、る‥?
さっきまではジロー?っていう人に支えてもらってたからよかったけど‥。
いきなり手を離されると、落ちる。
『‥‥、よいしょっ‥と。』
だが、そこまで運動神経は悪くはないのでくるりと一回転して着地をする。
『(‥ん、ねむくなくなっちゃった‥。)』
本当ならもっと寝れてたのに‥。
そんなことを考えていると、上から声が降ってくる。
「あわわ、ごめんね~‥大丈夫~?」
一応謝ってる、けど、間延びした声のせいで真剣にはきこえない。
『‥だいじょうぶ。』
声をかけるのは面倒だったが、一応声をかける。
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