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『ふぁー‥』
ね、む‥
授業中の眠気はいつになっても我慢できたためしがない。
なので、おやすみなさい‥
◇ ◇ ◇
「‥‥!‥ー!‥こー‥‥!」
『‥んー‥、』
耳元で、声がする。
もっと寝てたい‥。
「‥‥‥?」
「‥!‥‥‥‥‥すぅ‥‥‥猫那!!!」
『にゃあ!!?』
ガタンと椅子から転げ落ちる。
え、え!?
なになになに!
「あっははは!!ねっ、猫那‥!にゃあって、にゃあって‥!!」
笑い声に上を向くと、爆笑している女の子‥‥中園晴香(なかぞのはるか)がいた。
『はるか、‥‥わたし、はるかきらい。』
スクッと立ってプイッとそっぽを向く。
「えっ!嘘嘘嘘!!謝るから嫌いにならないでー!」
ガバッと抱きついてきた晴香を適当にあしらって裏庭に向かう。
寝直そ。
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