43人が本棚に入れています
本棚に追加
/176ページ
一瞬身を構えたが、すぐに解いた。
「あの・・・お飲み物をお持ちしました」
そう言ってコーヒーカップを乗せたプレートを近くにある小さなテーブルに置いてくれたのは鈴木婦人だった。
「あ、奥様。任務中ですのでどうぞお構いなく・・・」
恐縮げにそう言いながらもプレートの上からコーヒーの入ったカップを取る天乃さん。
言ってる事とやってる事が違うだろ、と喉まで出かけたがやめた。
結局俺もコーヒーに口をつけた。
最初のコメントを投稿しよう!