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昼間のネットカフェは独特の空気が漂っていた。
「ヒ素」
ヒ素は、白色粉末で水には溶けにくいが、温水にはよく溶ける。
無味無臭なので、砂糖や小麦粉に間違いやすいので、毒殺に用いられることが多々あった。
マシューテストが開発され、毒殺された死体から容易に検出する事ができるようになり、「愚者の毒」と呼ばれる。
ヒ素の致死量は5~7mg、多量摂取によるものと慢性中毒によるものがある。
多量摂取の場合、胃の激痛、嘔吐、手足の冷え、痙攣などの症状が起き、数時間から10時間程度で死に至る。
慢性中毒においては、神経炎、末梢神経障害、胃腸・腎・肝障害、顔色は暗紫に変化し、皮膚は黄ばんで艶がなくなるなどの症状があらわれる。
発ガン性もある。
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