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「ごめ~ん〓まだ用事終わってないねん💦終わったら✉するね」
私は律子からのメールを見つめて、ふいに立ち止まった。
携帯電話を持つ手がガタガタ震え、持っているのが精一杯だった。
ある意味わかっていた返信だったかもしれない。
でも、心のどこかで大好きな二人を信じたかった。
裏切られたとは思いたくなかった。
私の心は、はっきりと真実を突きとめたい気持ちと知ってしまう恐怖の狭間で揺れ動いていた・・・
いったい私は、真実を知ってどうするのだろう?
答がみつからないまま、二人の後ろ姿を見つめ、私はただ歩き続けていた。
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