ファン第1号

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赤くなった顔を見られたくなくて俯いていたら、佑飛さんの手が頭を優しく撫でた。     「嬉しかったよ。 たー子がファンでいてくれて。 ファン第1号さんに飽きられてたらHEMELは終わりだからね」     「そんな事有り得ません!! HEMELを嫌いになるなんて一生ありませんからっ」     思わず大声で言ってしまい、恥ずかしくなったあたしはまた俯いた。   佑飛さんはクスクス笑いながら『ありがとう』って言ってくれた。   あたしは嬉しくてまた泣きそうになってしまった。   けれど、いきなり話しかけてきた美晴によって、涙は一気に引っ込んだ。     「夕! 今から6人で飲みに行こう!!」     …………何で?    
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