再会という名の出逢い

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軽く食事をしてラピスラズリに着いたのが午後7時。   それから2時間ほど経ち、あたし達は店を出る事にした。   すっかり顔馴染みになったマスターに軽く挨拶をしてドアを開けた。   外に出て歩き出した時、少しの段差につまずいた。     「「「「あっ!ゆう!!」」」」     「「いったぁい!!」」     えっ………ハモった?   あたしを呼ぶ2人の声に混じって、男の人の声が聞こえた。   ついでに言うと、あたしが転けた時の声にも、男の人の声が混じって聞こえた気が…。   不思議に思い振り返ってみた。     「…キミ大丈夫?」     「…アナタも大丈夫?」     少し離れた所に、あたしと同じように転けたらしい男の人がいた。   お互いに同じように声をかけた。    
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