ファン第1号

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言われるがままに椅子に座ったあたし達。   すると佑飛さんがあたしに近付きしゃがみ込んだ。     「ちょっと足見せてね」     「えっ!? いや、あの…大丈夫ですから!」     足を見られるなんて恥ずかしすぎる!!   そう思い拒否したら、佑飛さんは優しく笑った。     「無理しないでって言ったでしょ? だから少し見せてね?」     優しい笑顔でそんな事を言われたら断れない。   あたしは顔を赤くしながら頷いた。   足に触れる佑飛さんの手に緊張する。   佑飛さんはどこから持ってきたのか、救急箱から湿布と包帯を取り出すと、あたしの足首にあてた。    
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