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自分のクラスを確認した俺たちは、上履きに履き替えて教室に向かった
「おはよ~」
挨拶をしながら教室に入ると、同じクラスだったやつらが挨拶を返してくれた
もうほとんどの人が教室にいた
キーンコーンカーンコーン……
座席は出席番号順になっていた
俺は1番なので一番前の右端だった
ちょうど席に座ったぐらいでチャイムがなりはじめた。
どうやら俺たちは遅刻ギリギリだったようだ
あれ?俺の隣りの席が空いてる……休みか?
「みんなおはよー」
チャイムがなり終わると同時に担任が入ってきた
「おはよー梨絵ちゃん」
「おはようございます梨絵先生」
何人かが挨拶を返している
先生はそれに対して顔をほころばせながら、おはようと言っていた
「よ~し。それじゃ朝の挨拶しよっか!それじゃあ……出席番号1番の裕輔君!お願いね」
「は~い」
俺はとりあえず隣りの席のことは考えるのをやめて朝の挨拶を終わらせた
みんなが席に着いたところで先生は黒板に自分の名前を書き始めた
「知ってる人もいると思うけど、私の名前は渡瀬梨絵(わたらせりえ)です。専門は数学です。これから1年間よろしくね」
去年俺はこの梨絵先生に数学を教わった。とても分かりやすく、気さくないい先生なので生徒からの人気は高い。
噂によると告ったやつもいるとかいないとか……
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