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「はぁ?そうなんですか?」
と私。
「前世に住んでたから、そういう気持ちになるんですよ」
その霊能者さんいわく
私はその城で生まれ育った娘で(お姫様ってことですな)
現在の守護霊が
そのときの乳母だそうです。
時は織田信長の時代。
そこの城が出来て間もない当時の時代に生きていたそうな。
信長筋から
日本人形をプレゼントされて
その人形を肌身離さず
大事に大事にしていたらしいです。
「その人形、あなたを恋しがって探してますから
あなたも探すといいですよ」
なんのこっちゃい!
と頭が疑問符でいっぱい。
そんな時代の人形があったら
国宝級だから
とても私の手に届きません。
「当時の人形はすでに壊れてありませんが
【かなり似たデザインの人形】があります。
その人形に魂が入ってます。
ずっと長い年月
あなたを待っているので
早く探すといいです」
ふ~~む。
そんなの見つかるのかな?
……
…
1年後見つかりましたがね。
前世の記憶なんざ、全くないので、懐かしいもへったくれもありませんが
その人形は気に入ってます。
ガラスケースに入れて飾ってあります。
天皇家に収める雛人形とか手がけている名人級の職人さんの作品らしいです。
現代の日本人形とは
デザインが違って可愛い。
「華」と名づけました。
通称「華ちゃん」。
いつもにこにこ笑ってて
見ているだけで嬉しくなります。
その霊能者さん曰く
「この人形はあなたの片割れだもの。一緒にいなきゃダメな存在だったんだから。
何百年も経て会えて
嬉しくてしょうがないんだよ」
値段は覚えてないけど
高かったという記憶は残ってます。
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