21歳~新しい人生

2/10
5961人が本棚に入れています
本棚に追加
/121ページ
土曜日になり、待ち合わせの時間迄お見合いパブで過ごす。 店員と友達になって居て、週末女の子が少ないと、頼まれて行く様になっていた。 常連の女の子と友達になった。 名前はエリ。 週末はエリと遊ぶ様になっていた。 待ち合わせはしない。 お見合いパブに来れば会えるのだから。 待ち合わせの時間が近付き、愛華はエリにバイバイして店を出る。 「お待たせ~何してたん?」 「オミパで友達とご飯食べてた」 「オミパ~?」 と将が笑う。 「うん。だってタダでご飯も食べれるし、酒もタダだし、カラオケもタダだよ?便利じゃん」 と愛華が答えると 「女の子は特だね!!あっ店こっち」 と言いながら歩き出す。 将の店は広くは無いが、アットホームで居心地が良かった。 その時初めて知ったが、将はNO1だったらしい。 将と出会った時に居たマサさんも居た。 「愛華じゃん!旦那は平気なの?」 「旦那はブラックバスに夢中で週末は夜から出掛けて居ないし、文句言わないよ」 「もしや愛華の家庭は冷めてる?」 「そうかも。愛なんて有るのかね~」 愛華が言うと、マサさんは愛華の頭をポンポンとしながら 「愛華も色々有るんだな。ま、今日は楽しく飲もうぜ」 と笑って言った。 まだ酒が弱かった愛華はスグに酔ってハイテンションになった。 将も酔っていた。 店が閉店の時間になった。 その日は将の家で酔い醒ましして帰る事になった。 2人してフラフラになりながらタクシーに乗る。 将は珍しく私にベタベタして来たが、不思議と嫌じゃなかった。 10分位で将の自宅に着いた。
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!