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校長「………以上です。」
長かった話しも終わり、皆決められたクラスへと向かって行く。
雅人「太一~行こうぜ~っ!」
「へいへい。」
俺と雅人はクラスへと向かった。
ザワザワ…
やはり教室の中ではいろんな奴が騒いでいる。
俺の席は、窓側の前から二つ目らしい。
ピクッ…
その机の場所を見て俺は眉をピクつかせた。
俺の机の上に座って暢気に女子とお喋りしてる糞野郎がいる。
全く…机は座るもんじゃないって教わらなかったのか?
「おい、てめぇ。」
俺は糞野郎に話し掛けた。
「なんだよ!」
近くに女子がいたらイキりやがる糞野郎か、いいとこ見せて惚れさせようってか?
「誰の席だと思ってやがる、さっさとその汚ぇケツどけやがれ、糞たらし。」
「はぁ?お前やんのか?」
しょうがないやつだな…
「もう一度、もう一度だ、さっさとその汚ぇケツどけろ、糞たらし。」
さっきより声を低くして言う。
「お前!ぜってぇぶっ殺す!」
こんな会話をしているせいか教室は静まりかえっている。
雅人「やれやれ~っ!」
前言撤回、あいつがいる限り、静かにはならない。
「せっかく警告してやったのに、人の警告は聞け、糞たらし。」
「こんのっ!!」
糞たらしから顔面目掛けてパンチが飛んでくる。
ヒュゥッ…
しかし、無惨にもパンチは空を切った。
ここからだ。
俺は糞たらしの腕を捩り、奴の体の後ろに持って行った。
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