二人の恋は

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よしみは 「やだ~、私のコーヒーは?」 と、おねだりした。正人は 「注文するの忘れたよ」 と、笑っていた。でもよしみは悪い気はしてないようだった。私は何とか隙をみて逃げ出そうと思っていた。則子は 「ちょっと化粧室まで」 と、言って席を立った。化粧室と喫茶店の出入り口はほぼ近くだったので助かっていた。則子は後ろを振り返りよしみと米田さんの様子を伺うと2人で仲良く話に夢中になっていた。則子はその隙に外へ出た。ここから家まで歩いて10分ぐらい。則子は家まで急いだ。則子が歩いて5分程経って携帯が鳴り始めた。則子は “ドキッ” と、した。 『よしみかしら?何て理由を言おうかしら?』 則子はバッグの中から携帯を取り出し着信相手を確認した。やっぱりよしみからだった。則子は電話に出ようかどうしようか悩んだ。
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