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グレイ
「ならば空耳だな。
嘘は泥棒の始まりとは良く言うが……」
エマ
「うーそーじゃーなーいー!
ホントのホントに言ったんだって!
『我らが世界の霸者になる』とか『表の軍も王も用済みだ』とか!」
グレイ
「(ハッと息を呑み)
表のぐ……何?今何て言った」
エマ
「だからぁっ、我らが、この世界の霸者に……!」
グレイ
(怒鳴るような剣幕で)
「違う、その後だ!」
エマ
(相手の剣幕に驚き、弱々しく)
「……表の軍も、王も、用済み?」
グレイ
(全て呟く声量で)
「表の軍……?
ならば、先日の白鴎隊が遭遇したという軍が……だが、ならば王が用済みというのは……?」
エマ
「おーい。もしもーし。
お、に、い、さーん」
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